夜になるとなぜか集中力が増して、作業がはかどると感じる人は多いです。とくに、イラストレーターやライターのようなクリエイティブな仕事をしている人は、夜になると創作意欲が湧き上がり、より生産的になるという人が多いようです。
実際に私も、夜の方がアイデアが湧きやすく、記事や創作に集中できるため、日中よりも短時間で進められることが多いです。
この理由は個人差がありますが、いくつかの要因が関係していると考えられます。
外部からの刺激による影響が夜の方が少ない
昼間は明るいため、刺激が多く、外部からの騒音などの影響を受けやすいですが、夜になると、身体的にも精神的にもリラックスしやすくなるという説があります。日中は様々な刺激があるため、脳が疲れやすくなりますが、夜は静かで暗い環境になるため、脳はリラックスします。
また、夜になると脳内で分泌されるメラトニンというホルモンが増え、創造性を高める効果があるとされています。
サーカディアンリズムが影響している
人間の体内には「サーカディアンリズム」と呼ばれる生体時計があり、24時間周期で体内の様々な機能が変化します。このリズムは、主に光や暗闇などの環境要因によって制御されています。夜に集中力が増す人は、自分のサーカディアンリズムが夜型に近いため、夜間にパフォーマンスが高まると考えられます。
夜型人間という言葉があるように、体内時計が夜型の人もいるため、夜になると活動的になるという人もいます。また、人によっては昼間の刺激やストレスが減って、夜になると気持ちが落ち着くという人もいます。
集中力が高まる環境が夜に作ることができる
夜に作業に集中できる人は、日中からその環境を整えていることがあります。例えば、昼間から事前に計画を立て、予定通りに進めていることや、カフェインを摂取していること、自分が集中できる音楽を聴いて作業ができていることなどが挙げられます。
夜と日中の集中できる度合いの違いは、どういった点があるのでしょうか?日中の光や音のような刺激が苦手だという人は感覚過敏のような症状があるかもしれません。
刺激に敏感に反応する人は、集中力が散漫になりやすく、環境によっては注意散漫になる場合があります。耳栓などを使い、自分にとって最適な作業環境を作り出すことが重要になってくるかもしれません。
対処法としては、音楽や自然音、白いノイズなどを使って、集中力を高めたり騒音や明るさを抑えたりすることができます。専用のクリエイティブスペースを作って、リラックスできるような環境を整えることも有効です。
クリエイティブな仕事をする方で夜に集中しやすいという人は、生産性を高める上で自分の環境を作り上げることができ有利な面があります。ただ、夜更かしをすることで健康や生活習慣に悪影響を及ぼす可能性もあるため、その点は注意が必要です。
なるべく早寝早起きを習慣化することや、明るい光に当たることが大切ですが、それが原因でストレスになることもあります。夜更かしをする場合は、適度な運動やストレッチ、そして正しい姿勢を保つことで、体調を維持することができます。
自分に合ったライフスタイルを見つけ、健康的にクリエイティブな仕事を続けていきましょう。
自分が聴覚過敏ということもあるため、良い環境づくりをできた際はご紹介します。